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カイポケでインターネット請求を行う方法

こんにちは、カイポケWikiです。
この記事では介護経営支援ソフト(以下:介護ソフト)「カイポケ」で国保連請求である「インターネット請求」を行うための手続き方法を解説します。

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国保連とカイポケのインターネット請求の違いが分からない

マニュアルを見たけど細かくてよく分からない

以上のような、インターネット請求の手続きに関する疑問や不安を解消しながら解説していきます。

✅この記事の内容
・インターネット請求の概要
・インターネット請求の手続き方法

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面倒な手続きですが、間違いの無いように確実に設定しましょう!

インターネット請求について理解しよう

インターネット請求とは、介護事業者が毎月1日〜10日まで、国保連(国民健康保険団体連合会)へ介護保険請求を行う1つの方法になります。

現在、国保連への請求方法は「紙」「CD-R」「インターネット」の3つが主流ですが、都道府県によっては受付できない方法もある様です。
インターネットでの請求は全国共通で可能な方法となります。

請求時の手軽さでも、インターネット請求にしておくのが良いでしょう。

カイポケのインターネット請求とは

カイポケのインターネット請求は、カイポケの画面内から国保連に送ることができます。

カイポケなどの介護ソフトを利用しない場合は、国保連から提供されている専用のソフトウェアからインターネット請求を行う事ができます。
しかし、カイポケを利用していれば、カイポケ画面内で請求データを作成し、そのまま国保連にインターネット請求を行う事ができるのです。

日々の入力から請求まで、一連の流れをカイポケ内で完結することが可能になります。

カイポケで請求を送れない種類がある

カイポケが取り扱うサービス種類の中には、カイポケの画面から請求を送れない種類があります。

カイポケの画面内で行うインターネット請求は、「介護保険請求」の種類となります。
特定のサービス種類についてはカイポケでは請求を送ることができません。

カイポケ上で請求を送れないサービス種類は以下のものになります。

  • 障害者総合支援
  • 訪問看護(医療請求)
  • 児童発達支援

上記のサービス種類の請求はこの記事の内容は該当しません。

手続きスケジュールには注意が必要

インターネット請求を行うための手続きには期限があり注意が必要です。

期限をこえてしまった場合はスケジュールが後ろ倒しになり、開業したての事業所の場合はインターネット請求ができる様になるまで別の方法を取る必要があります。
※京都府については他県と異なるスケジュールになっている様です

手続き自体が2ヶ月程時間を要しますが、後ろ倒しになれば更に1ヶ月以上も遅れる可能性がありますので充分注意が必要です。

以上を踏まえて具体的な手続きとスケジュールの確認に進みましょう。

インターネット請求手続き方法

①国保連へ届け出を提出する

事業所所在地域の国保連に、インターネット請求を行いたいという届け出を提出します。

  • 届け出には事業者番号が必要
    インターネット請求の届け出には事業者番号を記載する項目があります。
    従って開業前(事業者番号が発番される前)は基本的に届け出ができません。
    但し、地域によっては特別な事由に限り特例もある様なので不明な場合は保険者(役所等)に確認してみましょう。
  • 都道府県によってルールが異なる
    届出書は事業所所在地の各都道府県の国保連から発行されていますが、地域によっては自分から取りにいかなくても開業時に国保連から郵送されてきたり、保険者(役所等)から通達があったりする様です。
    不明な場合は自分の地域の国保連に確認してみましょう。

届け出を提出すると、後日国保連から「電子請求登録結果に関するお知らせ」という書面が送られてきますので、それをカイポケへFAXします。

②「電子請求登録結果のお知らせ」をFAXする

国保連から届いた「電子請求登録結果に関するお知らせ」という書面をカイポケにFAXします。

  • 「送付状」の添付
    FAXの際には、カイポケから用意されている「送付状」という紙面を一緒にFAXする必要があります。カイポケ画面から取得可能なので印刷しておきましょう。
    送付状の取得画面は、
    ログイン→レセプト→画面上の「マニュアル/よくある質問」→「送付状」で検索
  • FAXした日によってインターネット請求可能日が決まる
    提出締日はカイポケ側で毎月末に設定されており、FAXした月の2ヶ月後にインターネット請求が可能になります。
    6月中にFAXすれば8月に、9月中にFAXすれば11月に画面操作が可能です。
    ※都道府県によって若干異なる場合があります
  • 電子請求受付システムは不要
    カイポケを利用しない場合、国保連が管理する「電子請求受付システム」というインターネットサイトにアクセスして手続きを進めますが、カイポケを利用の場合は不要です。

FAXが完了すると、後日カイポケから委任状が送られてきます。

③委任状を郵送する

前項のFAXが完了すると、後日カイポケ内のメール機能である「Bizメール」に「委任状」が送られてきます。
印刷後記入を行い、カイポケへ郵送します。

  • カイポケ上でインターネット請求を行う場合、委任状という書面の手続きが必要で、要約すると「カイポケが事業所の代わりに国保連に請求データを送ることを許可します」という書面になります。
  • 委任状の郵送期限は、カイポケ側で毎月中旬に設定されています。
    郵送期限を越えてしまうと、委任状が再発行しなければならない場合があります。
    (月によって何日かは多少ズレがある様です)
  • Bizメールの箇所は、ログイン後画面右上の封筒のマークになります。

郵送が完了すれば、あとはカイポケ側の設定完了を待つのみとなります。

④設定完了後、画面確認を行う

以上の手続きを完了すると、後はカイポケ側がインターネット請求を可能な状態にしてくれます。
設定が完了すると、レセプトメニューに新しく「伝送管理」というメニューが出てきます。

伝送管理の箇所は、
ログイン→レセプト→該当の事業所→国保連請求のメニュー内に伝送管理があります。

設定が完了したことを確認すれば、晴れてインターネット請求のスタートです。

インターネット請求が可能か画面確認をする

手続きが完了し、インターネット請求開始月になったら画面を確認して正しい状態かをチェックしましょう。

画面は、
ログイン

共通メニューのレセプト

該当の事業所

国保連請求管理のメニューに「伝送管理」という項目があれば、カイポケ側で設定完了されています。

もしも伝送管理のメニューが無かったら、手続きが完了していないか、何らかの理由で中断している可能性があります。
すぐにカイポケへ問い合わせましょう。

まとめ

以上がカイポケでインターネット請求を行う方法になります。

手続きには手間と時間を要しますが、完了すればカイポケのデータと連動し、業務効率が向上します。

開業後の業務について、利用者と向き合える時間を増やす意味でも、インターネット請求への切り替えを行いましょう。

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