「iBow」運営の株式会社イーウェルが上場決定。カイポケの訪問看護とどちらが良いかを解説

こんにちは、カイポケWiki（@kaipokewiki）です。
このブログでは介護経営支援ソフト（以下：介護ソフト）「カイポケ」の使い方や、会員・非会員に向けてのノウハウを解説しています。

以上のような、カイポケとiBowを比較した時の疑問や不安を解消しながら解説していきます。

✅この記事の内容
・iBowとは何かを知る事ができる
・iBowとカイポケの違いを比較する事ができる
・iBowとカイポケどちらを選ぶべきか判断する事ができる

当ブログは、カイポケの利用経験者や詳細に詳しい操作経験者などの有志によって作成されています。
カイポケにアクセスするのが困難な場合や、カイポケカスタマーサポートへの連絡や問い合わせメールに時間を要してしまう時に、役立つ記事を掲載しています。

この記事では、訪問看護事業所専用ソフト「iBow」とカイポケを比較し、どの様な優劣があるかを解説しています。

デイや訪問介護とは異なり医療請求が含まれる訪問看護は、請求業務も複雑です。
どのソフトが自分の事業所に適しているか、事前に条件や業務効率を確認・検討する事が非常に重要となります。

iBowとは

iBowとは、訪問看護に特化したクラウド型ソフトウェアサービスです。

訪問介護事業所における介護保険請求、医療保険請求に伴った記録業務や請求業務が可能な訪問看護専用のソフトウェアとなります。
運営会社となる株式会社eWellが2022年8月12日、東京証券取引所に上場承認され、2022年9月16日にIPO（新規上場）する事が決定しました。
導入事業所はまだ数少ない様ですが、SNSなどでも訪問看護事業として好評する声が年々増えてきています。

上場の最低条件を満たしている以上、現段階における訪問看護で利用されるソフトウェアとしては相当な実力と実績があるとみて良いでしょう。

カイポケとは

カイポケとは、多様な介護サービス種類に対応できるクラウド型介護業務支援ソフトです。

株式会社エスエムエスが運用する介護業務支援ソフトで、訪問看護のみならず居宅・デイ・訪問介護・障害者支援と、様々な種類のサービス事業所に対応可能となっています。
介護事業所で利用するソフトウェアと検討する際、耳にする方も多いでしょう。
ランキングサイトでも必ずと言って良いほど上位に入るソフトウェアになります。
サービス種類によってシェア率は異なりますが、全体的に定評があることは間違いないでしょう。

iBowとカイポケを比較

介護ソフトの優劣となる要因は多岐に渡るため、今回は各項目ごとに比較をしてみました。

• 機能性
  メインとなる記録業務や請求業務など
• サービス性
  サポートやさらに便利になるオプション機能など
• 応用性
  他社との連動や他サービス種類などへの連動性など
• 価格
  基本料金や追加オプション料金など

機能性

iBowとカイポケの機能性を比較すると、iBowに優位性が確認できました。

• 記録業務 ⭕️iBow
  基本的な帳票（看護記録・報告書・計画書・レセプト）や、利用者情報に関してはiBowもカイポケも変わらず記録が可能ですが、iBowはそれに加え事故/ヒヤリハット報告書・服薬管理表などの細かい帳票が用意されています。
  帳票の項目や内容を幅広くカスタマイズできるのも魅力の１つです。
  併せて、iBowの訪問看護計画書はAI（人工知能）を用いて、利用者ごとにマッチする目標や問題点、解決策を提案してくれる機能を備えています。
  ゼロベースから作り出す計画書よりも業務効率は改善されると予想されます。
  
• 請求業務 ⭕️カイポケ
  iBowは元々請求業務に関しては他社との連携を行なっていましたが、現在はレセプト業務も可能となっています。
  しかし、介護保険請求については国保連が運用する「電子請求受付システム」を利用しなければならず、CSVファイルの出力が可能になっているという状況です。
  電子請求受付システムを利用する場合、証明書の発行も必要となります（有料）。
  カイポケであれば、カイポケの画面から直接国保連に伝送を行う事が可能となり、伝送結果や返戻票の確認なども全てカイポケ画面から確認可能となり手間がかかりません。
  医療保険請求については引き分けでしょう。
  
• 利便性 ⭕️iBow
  記録業務での優劣も影響する部分になりますが、iBowの操作画面はパソコンとタブレット、どちらもほとんど変わりが無くスムーズな理解が可能です。
  カイポケの場合、パソコンとタブレット画面は大きく異なり、それぞれの画面で操作方法を理解する必要があります。
  加えて、iBowはレセプトについてもタブレットで操作が可能ですが、カイポケのタブレットはあくまで記録業務に特化しているという特徴があり、レセプト請求業務に関してはパソコン画面での操作が必須になります。
  
• 総評 ⭕️iBow
  訪問看護に特化しているiBowが一枚上手という見方になりました。
  請求業務の利便性はカイポケが優っていましたが、日々の業務をどれだけ効率的に改善していけるかという点は、事業所で働く職員にとっては非常に大きな注目点となるでしょう。

流石に訪問看護に特化したソフトだけあって、ここはiBowに軍配があがりました。

サービス性

iBowとカイポケが用意しているサービスは、カイポケが圧倒的に豊富です。

カイポケ	サービス	iBow
⭕️	勤怠管理	⭕️
	請求事務代行	⭕️
⭕️	利用者請求集金代行
⭕️	タブレット	⭕️
⭕️	モバイル
⭕️	ネット回線契約
⭕️	早期入金
⭕️	開業支援	⭕️
⭕️	新規導入支援	⭕️
⭕️	セミナー・勉強会	⭕️
⭕️	ホームページ作成
⭕️	ショッピング
⭕️	機材レンタル
⭕️	カスタマーサポート	⭕️
⭕️	総評

訪問看護事業所で必要な可能性がある主なサービスをまとめてみましたが、ここはカイポケに軍配があがりました。
オプションサービスに関しては要不要が事業所によって異なるので、ご自身のニーズに沿ってご検討ください。

応用性

他サービス種類や他社との連携は、カイポケに利便性があります。

iBowは訪問看護に特化したソフトですが、カイポケはデイや訪問介護など様々なサービス種類の事業所に対応しています。
同法人内でカイポケを利用するのであれば、利用者の情報共有やレセプトの情報共有なども可能になります。
併せて、前項でも解説した様に、事業所運営に必要な様々なオプションサービスも備わっているので、記録業務、レセプト請求業務だけではなく「事業所でやる事が全部できる」のがカイポケになります。

新規事業所であれば、応用性が強いカイポケが良いかも知れません。
しかし、訪問看護単体で記録業務、レセプト業務のみを運用する場合は状況によってiBowでも問題ないかも知れません。

価格

価格については事業所の利用状況や利用者数によって異なるので判断が難しいです。

	カイポケ	iBow
月額基本料金（税抜き）	25,000円	18,000円+訪問回数×100円
レセプト請求	0円	証明書発行手数料が発生
その他料金が発生するもの	口座振替サービス 早期入金サービス ショッピング	請求事務代行

上記のように、iBowは訪問回数（訪問看護記録所Ⅱを提出した回数）によって変動するので、訪問回数が70回以上だとカイポケより割高になります。
その他は国保連請求に伴い必要になる証明書発行手数料もiBowのみ発生します。
カイポケはオプション機能が有料のものを利用すると+αの利用料金が発生します。
最低限の利用だとiBowの方が割安ですが、トータル的には引き分けといった結果となりました。

まとめ

以上がiBowとカイポケ、どちらが良いかを比較した内容になります。

内容をまとめると

• iBowはこれから成長が期待できるソフト
• 訪問看護事業所の記録業務や請求業務のみ焦点をあてるとiBowが優位
• 事業所内で起こる様々な経営業務もひとまとめするのならカイポケ
• 法人内で訪問看護以外のサービス事業所も運営するならカイポケが応用力◯
• 料金は変動する内容があり、どちらが良いという事は言い切れない

となります。

この記事がお役に立ちましたら下にある「SHARE」からツイッターやラインで是非ともご共有ください。
ツイッターの相互フォローも大歓迎です。

当サイトでは他にカイポケの有益な情報提供や、掲示板でカイポケを利用している人の情報共有も行なっております。
是非ともご覧ください。

サイトトップへ
掲示板へ

お願い

当サイトは有志により作られています。
知りたいことを手軽に、そして迅速かつ確実に確認できるよう心がけていますが現状本業とのバランスが難しい状態です。
サイト維持・運営の為に、500円からギフトが可能なamazonギフトにご協力下さい。

amazonギフトで寄付